
意外とわかっていない人のための 人事・労務の超基本
北村庄吾
かんき出版 / 2021-05-19
この本について
人を採る側に回ると、ちょっとした言い回しや書類の抜け漏れが「これって大丈夫なんだっけ?」と不安になる瞬間が増えます。性別に関する表現や面接で聞いていいこと・いけないこと、労働条件の伝え方など、何気なくやってしまいそうなところほど判断が曖昧になりがちで、僕も現場で何度もつまずきました。 この本が助かるのは、そういう“グレーに感じていた部分”を、専門用語に寄りかかりすぎず、現実の場面に即して説明してくれるところです。例えば、労働条件通知書と雇用契約書を一体化しておくと後のトラブルが減るという話は、読む前は意識していませんでしたが、実際の運用を想像するとすぐ腹落ちします。また、36協定や特別条項のラインも「会社としてどこまで許容できて、どこからがアウトなのか」が具体的に描かれていて、判断の目安が持てるようになります。始末書と顛末書の違いなど、細かいけれど実務で突然必要になる知識も拾われていて、いざという時の拠り所になる感覚があります。 特に「人事や労務の担当ではないけれど、最低限の“線引き”だけは理解しておかないと不安」という人には刺さると思います。専門家になるための本というより、日々の迷いを減らすための“基準書”として手元に置いておける一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの45%が集中しています。
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