
押山式作画術 神技作画シリーズ
押山 清高
KADOKAWA / 2021-06-21
この本について
絵を描いていると、「なんとなく形が決まらない」「同じところでつまずく」「気づけば自己流の癖だけが強くなっていく」みたいなモヤモヤが続く時期ってありますよね。描きたい気持ちはあるのに、手が思うように動かないあの感じ。僕も何度もそこで足が止まりました。 押山清高さんの『押山式作画術』は、その行き詰まりに対して、変に気合いを入れさせたりはしません。むしろ「上手い人ほどちゃんと見ている」「描けないものに気づくところからしか始まらない」という、地に足のついた視点をくれる本だと思います。特に、資料を集める意味や、模写のあとに記憶だけで描き直す方法、間違い探しのように“見る解像度”を上げていく姿勢は、迷っている時ほど効きます。描きたいものが見つからない時の「とりあえず手を動かす」ための小さな工夫も、妙に肩の力が抜けました。 個人的にありがたかったのは、独自性の話が現実的だったことです。特別な才能が突然降ってくるのではなく、膨大な試行錯誤の先に自然と滲む差だと語られると、今の自分の段階もちゃんと意味があると思えるんですよね。 「描けない理由が自分でもつかめていない人」に特に刺さる一冊です。僕もそうでしたが、迷っている時ほど、こういう“視点を整えてくれる本”が支えになります。
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ハイライト密度
多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの22%が集中しています。
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