
「繊細さん」の4つの才能
コートニー・マルケサーニ、和田 美樹
SBクリエイティブ / 2021-10-22
この本について
人と一緒にいると情報の多さに圧倒されたり、ちょっとした表情の変化を深読みしすぎて疲れたり。「なんで自分だけこんなに振り回されるんだろう」と感じること、僕もよくあります。気にしすぎだと言われても、こっちとしては勝手に入ってくる刺激を止められないんですよね。 この本が面白いのは、敏感さを「直すべき弱さ」と扱わず、まず“そういう神経のつくりなんだ”と前提を置いたうえで、そこからどう現実を扱っていくかを具体的に見せてくれるところです。たとえば、自分がどんな刺激に反応しやすいかを観察することで、過剰に揺さぶられない時間と場所をつくれるようになる話や、身体の中で起きている細かな感覚を手がかりに、感情の渦から抜けるプロセスが書かれていて、実生活にそのまま持ち込める実践が多いです。 さらに、他人の仕草や空気の変化に気づきすぎる性質も、ただ疲弊するだけではなく、人の裏の意図を汲んだり、美しさに敏感だからこそ説明できることがある、と“使い道”としての方向性も見せてくれます。才能と呼ぶには大げさでも、自分の感じ方に納得がいくようになる感覚がありました。 刺さるのは、「傷つきやすい自分にうんざりしているけど、鈍感になりたいわけでもない人」。敏感であることを否定せず、それをどう扱うかを一緒に探したい人には、ちょうどいい本だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第7章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの18%が集中しています。
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