
精神科医Tomyが教える 心の荷物の手放し方
精神科医Tomy
ダイヤモンド社 / 2022-01-11
この本について
他人の期待に振り回されて疲れてしまったり、先のことを勝手に不安がって動けなくなったり、つい「許せない相手」に意識を持っていかれたり。頭ではわかっていても、心のほうがうまく切り替わってくれない日ってありますよね。僕も同じで、気づくと他人の言葉に引っ張られてしまうことがよくあります。 この本が助けてくれたのは、「悩むのは自分の選択肢だけでいい」という、とてもシンプルなのに抜け落ちがちな視点でした。他人の期待や意見って、たいていは“その人の理想”なんですよね。そこに巻き込まれると、まだ起きてもいない未来まで背負わされる。でも、目の前のことだけを一つずつ考えるほうが不安は減るし、気持ちも軽くなる。さらに印象的だったのは、他人を許せないと感じるときこそ、自分の心に余裕がないサインだというところ。相手を変えようとしないで、自分の機嫌を整えることに集中すると、不思議とどうでもよくなっていく感覚がありました。 人間関係の距離感についても無理に「仲間」でいようとしなくていいというスタンスが、ほっとさせてくれます。自分がやりたいことを選べば、誰かはガッカリする。でも本当にあなたをわかっている人は、そこで離れたりしない。この現実的な距離の取り方が、少し息をしやすくしてくれます。 他人の言葉に揺れやすい人、つい未来の不安に飲まれてしまう人に、とても静かに効く本だと思います。
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