
顧客起点のマーケティングDX データでつくるブランドと生活者のユニークな関係
横山隆治、橋本直久、長島幸司
この本について
マーケの現場にいると、「データはあるのに、結局どこに効かせればいいのか分からない」「DXと言われても、結局はツール導入の話で終わる」みたいなモヤモヤ、けっこうありませんか。自分もずっとそこが引っかかっていて、何となく“順番を間違えてる気がする”感覚だけ残ることが多かったんです。 この本は、その曖昧な引っかかりに名前をつけてくれる感じがあって、特に刺さったのは「アウトプットから逆算しないとデータは活きない」という指摘でした。リターゲティングが既存層には効くけど、新規の開拓には向かないという話も、日々の運用で薄々感じていたことが理屈として整理されていきます。また、DXの本丸が“教育”だという主張は、ツール選定の前に現場の理解や思考プロセスを整えるしかない現実をまっすぐ言語化していて、妙に腹落ちしました。 結局のところ、購買行動のどこに影響因子があるのかを自社なりに見極めるしかなく、そのための視点や土台のつくり方が丁寧に置かれている本です。ツールよりも、組織の思考のクセを変えたい人に刺さると思います。 「データはある。でも前に進まない。」そんな状況に身に覚えがある人には、今の仕事の整理にちょうどいい一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの26%が集中しています。
読書の順序
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