
落語の凄さ (PHP新書)
橘 蓮二
PHP研究所 / 2022-09-15
この本について
最近、「頑張ってるつもりなのに評価されない」とか「同じ場所をぐるぐる回ってるだけじゃないか」と感じることが自分でもよくあります。やっていることは変わらないのに、前より成長しているのかどうかもよく分からなくなる。そんなときにこの本を読んで、少し呼吸がしやすくなりました。 落語家たちが話す言葉は、仕事の現場とそんなに遠くないんですよね。たとえば、同じことの繰り返しに見えても、横から見ればちゃんと螺旋状に上がっているという感覚。自分では停滞に思えても、実は「高さが変わっている」という視点をもらえるのは大きいです。それから、「文句言うより行動しているほうがえらい」というシンプルな事実も、変に背中を押しすぎない温度で書かれていて、肩の力が抜けます。 個人的に刺さったのは、「そのときの自分の実力でやれる最大限を出すしかない」という姿勢です。昔の自分を振り返って恥ずかしくなるのは誰でも同じで、むしろそれは前に進んでいる証でもある。そして、やりたいことと評価されることが一致しないなら、どっちもやってみればいいという柔らかい考え方も、行き詰まっていたときに救われました。 自分の歩幅で進んでいるのか不安になる人に、そっと効いてくる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの33%が集中しています。
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