
ディープステート 世界を操るのは誰か
馬渕睦夫
ワック / 2021-06
この本について
最近、「ニュースを見ても腑に落ちない」「世界情勢の説明がどうも一本調子に感じる」という声をよく聞きます。僕自身もそうで、正しい答えが欲しいというより、まずは“別の角度から考える材料”が欲しいだけなんですよね。 この本は、その材料をかなり極端な方向から持ってくる一冊です。読者の方が保存していた部分を見ると、表に出てこない権力構造や歴史解釈に強い関心を持っているように感じました。もちろん、本書の主張は事実として確定したものではありませんし、刺激的すぎる部分も多いです。ただ、僕の場合は「公式の説明だけを鵜呑みにしないで、一次情報にあたりながら自分で考える習慣を持とう」と思い直すきっかけにはなりました。 もう一つ効いたのは、“歴史や国際政治は単純な善悪で語れない”という当たり前だけど忘れがちな視点です。著者の論は偏りが強いぶん、逆に「自分はどこまで知っているつもりになっていたんだろう」と気づかされるんですよね。僕はそこから、異なる立場の資料を並べて読む癖がつきました。 素直に受け取る本というより、「世界の理解を自分で組み立て直したい人」が手がかりとして使うタイプの一冊です。刺さる人は限られると思いますが、そういう読書も悪くないと思っています。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第10章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの27%が集中しています。
読書の順序
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