
偽りなきコントの世界 (角川書店単行本)
岩崎 う大 and 中村 計
KADOKAWA / 2023-08-09
この本について
仕事でも日常でも、「自分をどう見せればいいのか」みたいなことで妙に疲れる瞬間ってありませんか。つい“素のままの自分で勝負しないといけない”と思ってしまって、少し芝居がかっただけで噓っぽく見えるんじゃないかと不安になるあの感じです。僕もけっこう引きずっていた悩みなんですが、この本を読んでから少し視点が変わりました。 岩崎う大さんが語るコントの世界は、「噓=悪」ではなく、噓をどう本当っぽく見せていくかの技術なんだと教えてくれます。役に徹したほうがむしろ自然に見えるし、迷いが消えるという話は、仕事の場面にもそのまま持ち込めると思いました。また、登場人物の欲求に従うだけで笑いが滲むという考え方も、無理に“おもしろく振る舞う自分”を作らなくていいんだと肩の力が抜けます。さらに、東京03のネタ分析のように、構造やキャラクター設定がどう空気を変えるのかを丁寧に解きほぐしてくれるので、ふだん自分がどんな前提で話しているかを見直すきっかけにもなります。 素の自分か、作られた自分か、その間で揺れやすい人に刺さる一冊だと思います。コントというフィクションの世界の話なのに、自分の立ち位置の整え方にまでつながってくるのが面白いところです。
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ハイライト密度
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