
10代の脳とうまくつきあう ――非認知能力の大事な役割 (ちくまプリマー新書)
森口佑介
筑摩書房 / 20230807
この本について
勉強に気持ちが向かない日ってありますよね。机に向かったはずなのに集中が続かないとか、気づいたら動画に流れていたとか。自分でも理由がわからないまま「意志が弱いだけなのかな」と落ち込んでしまう感じ、よく分かります。僕も高校生のころは同じことで悩んでいました。 この本がおもしろいのは、そういう“できない理由”を根性論ではなく、脳の発達段階から説明してくれるところです。10代は衝動に引っ張られやすい時期だとか、朝起きられないのには生物学的な理由があるとか、知るだけで少し肩の力が抜けます。そして、実行機能には「思考」と「感情」の2種類があって、動画をやめられないのと集中が続かないのはまったく別の話だと教えてくれる。この区別が見えると、自分の課題がどこにあるのかが急に現実的になるんです。 もうひとつ印象に残ったのは、10代がリスクを取りやすいのは弱点ではなく、使い方次第で武器にもなるという視点です。友達の目が気になるのも、誘惑に負けやすいのも、脳が急成長している時期だからこそ起こること。その仕組みを知っておくと、どこで慎重になるべきか、どこなら挑戦しても大丈夫か、判断の軸が少し整います。 自分の「だめなところ」をなんとか矯正しようとしている人よりも、「なんでこうなるんだろう」と立ち止まってしまう人に届く本だと思います。自分の10代を少しだけ扱いやすくしたい人に。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの22%が集中しています。
読書の順序
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
BookNotion をお使いの方へ
この本の指標は、あなたの本棚でも見られます
このページで見ている読者数・精読度・完走率は、あなた自身の本にも表示できます。BookNotion をお使いなら、下のリンクを開くだけで自分のデータが出ます(ログイン操作は不要です)。
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要





