
この本について
最近、ニュースを見るたびに「世界がどこへ向かっているのか」「日本はこのままで大丈夫なんだろうか」と漠然とした不安が湧いてくることがあります。仕事の現場でも、国際情勢の変化がじわじわ影響しているのを感じるのに、自分が何を知っておけばいいのかよく分からないまま時間だけが過ぎていく――そんなモヤモヤを抱えている人は多いと思います。 この本は、大きなスローガンではなく、政治の現場で著者自身がぶつかった“壁”や“制度の癖”が具体的に語られていて、いま私たちが置かれている状況を地に足のついた感覚で理解できます。たとえば、法律が「起きた事態を前提にしか作られない」という構造的な遅さや、国の安全保障を経済や通貨のレベルまで拡張して考える必要性など、普段の生活では見えにくいポイントが整理されていて、世界の混乱がなぜ自分の暮らしに関係するのかが腑に落ちてきます。さらに「日本の存在をどうやって不可欠なものにしていくのか」という視点は、国の話でありながら、個人のキャリアや役割の考え方にもどこか通じるところがあり、読んだあとに自分の立ち位置を見直すきっかけにもなりました。 国際情勢に不安はあるけれど、煽られたいわけじゃなくて現実的に状況をつかみたい、そんな人には特に刺さる一冊だと思います。
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