
日本人として知っておきたい「世界激変」の行方 (PHP新書)
中西 輝政
PHP研究所 / 2016-12-15
この本について
国際情勢のニュースを追っていても、どこまで自分ごととして考えればいいのか、正直わからないまま流してしまうことが多いと思います。アメリカと中国の関係も、グローバル化の揺り戻しも、どこか遠い話に見える。でも心のどこかで、「このまま日本は大丈夫なんだろうか」という落ち着かない感じだけは残るんですよね。 この本は、その漠然とした不安を直接あおるわけではなく、いま世界がどう変わっていて、日本が何を失いかけているのかを“筋道で”見せてくれます。特に、世界が理念ではなく利害で動く時代に入り、日本が自立の方向へ舵を切らざるを得ない理由が、過去の歴史や各国の行動原理を踏まえて語られる部分は、自分の思考の癖を一度リセットしてくれる感じがありました。また、拙速よりも「潮時を読む」ことの重要性や、国際社会で信用を積み上げるとはどういうことか、といった地に足のついた視点は、日常の判断や仕事での交渉ごとにも意外とつながってきます。 派手な未来予測というより、混乱の時代にどうものを考えればいいのかの“基準”を持ちたい人に向いている本です。国際情勢に詳しくなくても、世界の空気の変わり方にうっすら不安を感じている人には、静かに効いてくる内容だと思います。
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多くの読者は第5章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの26%が集中しています。
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