
読書の技法
佐藤 優
東洋経済新報社 / 2012-08
この本について
仕事で必要な本と、ただ「読んだ気」になって終わる本の境界があいまいで、読むたびに自分の読書の浅さに落ち込むことがあります。わたしも同じで、積ん読の山を前に「どこから手をつければいいんだ…」と固まる日が多いです。そんなときに救われたのが『読書の技法』でした。読書を精神論ではなく、現実的な“技術”として扱ってくれる一冊です。 特に効いたのは、本を読む前に「そもそもこれは読むべきか」を判断する視点でした。著者が言うように、速読は知識を増やすためではなく“読まなくていい本をはじくため”の技法だと知ってから、選書のストレスがぐっと減りました。また、熟読を3回に分ける方法も、気合いや根性ではなく“手順”で積み上げる仕組みになっていて、読み終えた後の理解度がまったく違います。さらに、既知の部分は飛ばし、未知の部分だけ丁寧に読むという姿勢は、読書の時間が限られている社会人にとってかなり現実的でした。 本気で勉強したいのに、時間や読書量のせいで空回りしている人ほど、この本の冷静な手法がしっくりくるはずです。読書を「気合」ではなく「設計できるもの」として捉え直したい人に向いています。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの26%が集中しています。
読書の順序
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