
人をつくる読書術
佐藤 優
この本について
仕事で本を読むとき、「全部ちゃんと理解しないといけない気がして進まない」とか、「読んでも自分の言葉に落とし込めないまま終わってしまう」みたいなモヤモヤ、ありませんか。僕もよくそこで止まってしまうタイプなのですが、『人をつくる読書術』はその行き詰まりを少しゆるめてくれた一冊でした。 特に響いたのは、最初から完璧に理解しようとしない読み方です。線を引きまくるのではなく、まずはページ全体をざっと眺めて“読むべきところ”の見当をつける。理解できないところや数字・定義だけを拾ってノートに写す。最後に結論を何度か読み返す。こうやって「どこに時間を使うか」を決めることで、読書がかなりラクになるし、内容が仕事や文章を書く場面に持ち帰りやすくなります。 また、本の中で繰り返し語られる“対象化”の考え方も大きかったです。相手の内在的論理を知る、あるいは自分の悩みを一度外側から見る。これができると、文章も思考もいきなりスッキリします。読書を通してその視点を育てる、というのがこの本の核なんだと思います。 読書量はあるのに「思考の筋力がついていない気がする」人には特に刺さるはずです。読書のやり方を変えるだけで、こんなに手応えが変わるのかと静かに驚かされました。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの57%が集中しています。
読書の順序
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