
大人のための読書の全技術 (中経の文庫)
齋藤 孝
KADOKAWA / 2014-07
この本について
読書しているはずなのに、仕事にも生活にもあまり結びついていない気がする。ページは進むのに、頭の中の何かが動いていないような感覚ってありますよね。自分もずっとそこでつまずいていて、「読む量を増やせば変わるのか?」「でも全部じっくり読む時間なんてないし…」と悩んでいました。 『大人のための読書の全技術』が面白いのは、読書を“気合い”ではなく“設計”として扱っているところです。たとえば最初から読む必要はなく、結論から逆算して読む方法があるとか、二割だけを精読して全体の構造をつかむ方法があるとか。こういう発想を知るだけで、読み方そのものに自由度が生まれます。それだけで読書の負荷が下がり、内容を自分の生活に持ち帰りやすくなるんですよね。 さらに、読書量と質は別物ではなく、相互に育っていくという視点にも救われました。量を読むのが得意だから質が高いのではなく、質を意識して読むから量も処理できるようになっていく。この地道な積み重ねが“脳内図書館”を育ててくれる、という考え方は、読書に自信がない人ほど励まされると思います。 読んだ本を誰かに説明するつもりで読む、というシンプルな工夫が速読力にも思考整理にもつながるという話も、実際やってみると確かに効きます。読みっぱなしで終わりがちな人には特に刺さるはずです。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの17%が集中しています。
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