
読書する人だけがたどり着ける場所 (SB新書)
齋藤 孝
SBクリエイティブ / 2019-01-07
この本について
情報は追いかけているのに、気づけば何も残っていない感じ。読んだはずなのに仕事のアイデアにも生活の判断にもつながらず、「結局また同じところをぐるぐるしてるな…」と落ち込むこと、僕もよくあります。流れてくる情報を消費しているだけだと、どうしても“点”のままで積み上がらないんですよね。 この本が面白いのは、読書を「体験」として取り戻すところから話が始まる点です。著者の目で世界を見る練習をすると、情報が急に立体的になっていく感覚がありますし、はっとした箇所で立ち止まってメモするだけで、思考が自分の側に引き寄せられていく。さらに、古代からのリベラルアーツの話や、文化を背負って生きているという視点が加わることで、「知識を持つこと」の意味がだいぶ変わってきます。ただの知識ではなく、自分の中でつながり始める“面”になる感じです。 全部理解しようと気負わなくてよくて、八割忘れてもいいからまずは通して読む、気になったら同じ著者にさかのぼる、といった提案も現実的で、日々の読書が無理なく積み重なっていく。読むほどに視点が増えて、世界の見え方が少しずつ変わっていくタイプの本です。 情報に追われているのに中身が定着しない人、自分の思考の“深まり方”に手応えがほしい人には特に刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの34%が集中しています。
読書の順序
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