
リーダーの仮面――「いちプレーヤー」から「マネジャー」に頭を切り替える思考法
安藤 広大
ダイヤモンド社 / 2020-11-24
この本について
マネジメントって、「自分が動いたほうが早いし楽だよな…」とつい思ってしまう瞬間、ありますよね。部下に任せたいのに、報告が遅かったり、こちらの機嫌で態度が揺れてしまったり、気づいたらプレーヤーに逆戻りしている。自分でもわかっているのに、どう切り替えればいいのかが見えにくい。そんなモヤモヤを抱えているとき、この本の指摘が妙に刺さりました。 特に印象的なのは、「評価するときに感情を乗せない」という姿勢です。叱る・褒めるをやめて、事実だけを受け取るだけで、部下の報告がスムーズになるという話は、現場のリアルそのものだと思いました。また、「お客さんの満足より、会社の未来を守る視点を持つべき」という部分も、つい目の前の成果に引っ張られがちな自分には耳が痛かったところです。さらに、期限と状態を言い切る形で伝えるだけで、チームのスピードが変わるという話も、すぐ試せる実感のある内容でした。 派手な理想論ではなく、「どう動けば現場が変わるのか」を淡々と示してくれるので、読み終わったあとに小さな行動をひとつ変えたくなる。そんな実用寄りの一冊です。特に、プレーヤーの意識が抜けきらず、リーダーの役割をつかみきれないまま日々を回している人には、かなり響くと思います。
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