
LIFE SHIFT(ライフ・シフト)―100年時代の人生戦略 LIFE SHIFT
リンダ・グラットン, アンドリュー・スコット, and 池村 千秋
東洋経済新報社 / 2020-09-25
この本について
最近、「このまま同じ働き方で歳を重ねて大丈夫なんだろうか」とか、「選択肢が増えてるはずなのに、どれを選べばいいのか分からない」といったモヤモヤを抱えている人、多い気がします。僕自身も、自分の軸が定まらないまま年齢だけ重ねていく感覚に焦る瞬間があります。 『LIFE SHIFT』を読んで感じたのは、そんな不安をごまかさずに、もう少し長いスパンで自分の生き方を考えるための“視点のメンテナンス”ができる本だということです。たとえば、人生がマルチステージ化する中では、一度決めた道に固執しなくてもいいこと。移行には必ず「ズレを感じる瞬間」があり、それを無視せずに小さな実験を重ねればいいこと。余暇の使い方を変えるだけでも、未来の選択肢がじわっと広がっていくこと。どれも当たり前に見えるのに、日常の中ではつい忘れてしまうポイントでした。 この本を読んだからといって人生の答えが即決まるわけではないですが、「未来の自分がいまの選択をどう見るか」という発想を持てるだけで、行動の優先順位が少し変わります。新しいスキルの習得に時間を割くことや、いつもと違う人間関係に足を踏み入れてみることが、ただの負担ではなく“投資”として見えてくるはずです。 いまの働き方や生き方にうっすら違和感を抱えていて、でも劇的な変化までは求めていない人に、静かに効く一冊だと思います。
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