
お金の減らし方 (SB新書)
森 博嗣
この本について
お金まわりの悩みって、結局「自分は何が欲しいのか」がぼやけているところから始まる気がします。買い物をしても満足しないとか、「お金がないから」と言い訳しながら、本当は何を選んでいるのか分からなくなるあの感覚です。僕もずっとそこでもやもやしていました。 森博嗣さんの『お金の減らし方』は、節約術でも資産運用でもなく、「自分がお金で何を交換したいのか」をじっくり考えさせられる本でした。たとえば、誰にも見せられないとしたら今欲しいものを本当に買うのか、という問いはなかなか痛いのに、妙に静かに効きます。お金がないからできないと思っていたことが、じつは知識や時間の不足だっただけ、という指摘にもハッとさせられました。さらに、仕事についても「自分が好きなものを作ること」と「社会が求めるものを作ること」の距離をどう埋めるかという現実的な視点があって、ここが刺さった人も多いはずです。 結局、お金は自分の満足と交換する道具で、その満足がどこにあるかを見失っていると、減らし方もうまくいかない。そういう意味で、この本は「お金の話」をしながら、実は「選択の話」をしているように感じました。自分の欲望と向き合うのが苦手な人ほど、静かに効いてくると思います。 こんな人に刺さる一冊です。誰かに見せるためじゃなく、自分のためにお金を使えるようになりたい人。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの51%が集中しています。
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