
本はどう読むか (講談社現代新書)
清水幾太郎
講談社 / 1972-11-20
この本について
仕事の本ばかり読んでいると、「読んだはずなのに、頭には残っていない」という虚しさがときどき出てきます。洋書に挑戦しようとしても、最初の数ページで辞書に逃げたくなる自分がいて、結局閉じてしまう。読書って、こんなに構えないとできないものだったっけ…と悩む時期が僕にもありました。 『本はどう読むか』は、そのあたりの“つまずきポイント”にやさしくメスを入れつつ、実際の行動が少し変わるような視点をくれます。たとえば、理解度より「最後まで読み通すこと」を重視する姿勢は、読み方のハードルをぐっと下げてくれますし、知らない単語に出会っても戻らず、左から右へ流れに乗るというアドバイスは、読むこと自体への苦手意識をほどいてくれます。また、実用書・娯楽書・教養書の距離感を掴む話は、今の自分が何を求めて本を開いているのかを整理するきっかけにもなりました。 特に、読書を「生活を高めるための習慣」として続けたい人に向いている本です。内容を丸暗記しなくてもいい、多少わからない部分があっても進んでいい、そんな許しをもらえるだけで、読書との距離が少しやわらぎます。読みに悩んで足が止まっている人に、ちょうどよい再スタートの一本だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第9章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの20%が集中しています。
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