
平和のための戦争論 ――集団的自衛権は何をもたらすか? (ちくま新書)
植木千可子
筑摩書房 / 20150204
この本について
国際ニュースを見るたびに、「日本はどこまでアメリカに寄りかかっていいのか」とか「中国との緊張って本当に避けられないのか」といった、答えの出ないモヤモヤがずっと残ったままになることがあります。専門家の議論は難しく聞こえるし、SNSでは断言口調ばかりで、結局どこに足場を置けばいいのかわからなくなるんですよね。 この本は、そういう“判断のよりどころがつかめない感じ”に少し風を入れてくれました。特に刺さったのは、日本がこれまで「平和主義」と言われつつ、実態はアメリカ任せの孤立主義に近かったという指摘です。集団的自衛権も「やるか・やらないか」という話だけでなく、アメリカ側の青写真では日本がどんな位置づけにあるのかまで描いていて、外側から見た日本の立場がかなり立体的に分かります。また、尖閣のような主権問題が象徴的な“弱さのサイン”になり得るという話は、単なる国防論争ではなく、国際社会での扱われ方にまでつながる広い視点をもらいました。 読み終わったあと、「次の戦争をするかしないかを決めるのは結局私たち」という一文がずっと残りました。大げさな決断の話ではなく、国の立ち方を考える時に、自分がどこに疑問を持っているのかをはっきりさせてくれる本だと思います。 国際情勢について“どの意見にも寄り切れないまま不安だけが残る人”に静かに刺さる一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの83%が集中しています。
読書の順序
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
BookNotion をお使いの方へ
この本の指標は、あなたの本棚でも見られます
このページで見ている読者数・精読度・完走率は、あなた自身の本にも表示できます。BookNotion をお使いなら、下のリンクを開くだけで自分のデータが出ます(ログイン操作は不要です)。
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要




