
改訂新版 良いコード/悪いコードで学ぶ設計入門 ―保守しやすい 成長し続けるコードの書き方
仙塲 大也
技術評論社 / 2024-12
この本について
設計のことを考えていると、「このクラス、本当にこれで良いのか…?」みたいな薄い不安がずっと残ることがあります。名前は正しいのか、責務は分かれているのか、共通化していいものなのか。手を動かしていると判断基準が揺れて、気づいたら巨大なクラスや謎の private メソッドが増えていたりします。僕も同じところでよくつまずきます。 この本が助けになるのは、「なぜその設計が必要なのか」を地に足のついた例で示してくれるところです。たとえば名前をただ“付ける”のではなく“設計する”という視点は、業務目的とコードの構造をつなぎ直す感覚をくれますし、「目的が違うものは似ていても共通化しない」という説明は、DRY 原則の誤解で混乱しがちな場面を救ってくれます。入力・結果・実装をまず分けて考える、という基本的な整理も、書きかけのコードを前にしたときの迷いをかなり減らしてくれました。 特に、クラスは“汎用的な部品”ではなく“特定の目的に特化した道具”だと捉えるあたりは、自分が抱えていた設計のモヤモヤと直に結びつきました。関心を分けるだけでクラスの見通しが一気に良くなることが実感できます。 普段の開発で「何が正しい形なのか判断しづらい」と感じている人にほど、静かに効いてくる本だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの29%が集中しています。
読書の順序
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