
それなら、それで
詩織
KADOKAWA / 2025-03-12
この本について
先の予定を入れるだけでそわそわしたり、「これからの目標は?」と聞かれると急に息が詰まったり。人から見ればちゃんと生きているのに、自分の中ではずっと迷子のまま…みたいな感覚って、けっこう多い気がします。私も同じで、計画性より“今日なんとかやり切る”のほうが精一杯だったりします。 『それなら、それで』は、そういう“先のことを考えると不安になる人”にやわらかく効いてくる本でした。印象的だったのは、「自分のことを好きでいられる選択をする」という姿勢が、すごく具体的に語られていること。大きな決断だけじゃなく、冬の朝にベッドから出るか出ないかとか、席を譲るかどうかみたいな日々の小さな選択をどう扱うかで、自分に対する信頼の積み上げ方が変わっていくんだなと腑に落ちました。 もうひとつ刺さったのは、「それなら、それで」と受け止める感覚です。電車に乗り遅れても、予定が飛んでも、“思い通りになることのほうが奇跡”と考える発想。これがあるだけで、肩に入っていた力がすっと抜けます。さらに、ルーツやご先祖様を思い出すことで、自信を取り戻す話も妙に現実的で、無理なく取り入れられる感覚がありました。 完璧じゃなくていい、変わっていく自分をそのまま扱いたい。そんな人にじんわり効く一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第10章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの52%が集中しています。
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