
無言のリーダーシップ 付加価値を生む仕組みのつくりかた
田尻 望
SBクリエイティブ / 2025-07-30
この本について
部下に「もっと自分で動いてほしい」と思いながら、気づけばこちらが場当たり的に指示を出して回ってしまうことってありますよね。自分では丁寧にフォローしているつもりでも、なぜか部下は育たないし、結局いちばん忙しくなるのは自分…みたいな悪循環。僕もずっとこのモヤモヤを抱えていました。 この本が刺さるのは、「聞かれたら都度教える」やり方が、実は優しさではなく仕組み不足の表れだと気づかせてくれるところです。マニュアルやFAQのような仕組みを先に整えておくと、部下が自分で判断する場面が増え、結果としてこちらの負担も減っていく。しかも著者は、それを精神論ではなく現場の積み重ねとして語ってくれるので、読んでいて変に力が入らないんです。最終的にリーダーの役割は、チームが自立して回り、自分が次の仕事に移れる状態まで持っていくこと。その視点が入るだけでも、日々の関わり方が少し変わってきます。 「全部自分で抱えてしまうけど、本当はチームで成果を出したい」と感じている人には特に刺さるはずです。作業を減らすためではなく、チームが強くなるために仕組みを整える。そんな当たり前だけど後回しにしがちな視点を、静かに思い出させてくれる一冊でした。
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