
自分の頭で考えて動く部下の育て方 上司1年生の教科書
篠原信
文響社 / 2016-11-16
この本について
部下の動きが重いなとか、こちらの意図がなかなか伝わらないなとか、そういう小さなモヤモヤを抱えたまま一日が終わること、僕もよくあります。つい「早く教えたほうが楽だ」と思って口を出しすぎてしまい、あとから「これじゃ自分で考えられないよな…」と反省することもしばしばです。 この本は、そういう“よかれと思ってやっていること”が、実は部下の考える余地を奪っているかもしれないという視点をくれます。例えば、注意より質問のほうが理解が深まることや、コツを言う前に本人がなぜそのコツが必要なのかを実感する時間を残すこと。あるいは、長時間労働に対してただ労をねぎらうだけでなく、「無理をさせてしまって申し訳ない」という姿勢を伝えることで、関係そのものが変わること。どれも急に劇的な変化が起こるわけではないけれど、日々の関わりの積み重ねの中で効いてくる話ばかりです。 特に、部下が「自分の仕事として工夫していいんだ」と感じられる状態をどう作るかに多くのページが割かれていて、ここが抜粋を保存した読者にも刺さっていたポイントだと思います。やらせるのではなく、訊き、任せ、失敗しても責めず、努力そのものを面白がる。この姿勢を持てるだけで、部下の表情が少し変わるかもしれません。 「部下を動かす前に、自分の関わり方を整えたい人」に向いている一冊です。
読書インサイト
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多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの21%が集中しています。
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