
できるリーダーは、「これ」しかやらない メンバーが自ら動き出す「任せ方」のコツ
伊庭 正康
PHP研究所 / 2025-02-18
この本について
チームを任されていても、「どう伝えれば動いてくれるんだろう」「自分が口出ししすぎている気がする」みたいな小さなモヤモヤって、なかなか消えないまま積み上がっていきますよね。僕も、忙しさに流されて会話量が減ったり、期待だけ先に伝えて肝心の“考える土台”を渡せていなかったりして、あとから反省することがよくあります。 この本は、そういう“現場のつまずきポイント”を無理に精神論へ持ち上げず、実際の行動レベルに落としてくれるところがありがたいです。例えば、部下のやる気を「能力×欲求」として見る視点に変えるだけで、褒めるポイントや渡す仕事の難度を調整しやすくなる。あるいは、心理的安全性をつくるために、上司の側があえて失敗談を語るというアプローチなど、やってみると場の空気が本当に変わります。さらに、会話量を増やすタイミングや、知識を細かく教えるべき時期と任せる時期の切り替えなど、状況に合わせた“任せ方の段階”が具体的に示されているのも助かります。 結局、リーダーの役割って「頑張らせること」ではなく、「頑張らなくても動ける環境をつくること」なんだよな、と静かに気づかされる本です。チームのために何か変えたいけれど、何から手をつければいいか曖昧なままの人に、とても相性がいいと思います。
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