
バーガーキング流 逆襲のマーケティング UNDERDOG MARKETING
野村 一裕
この本について
仕事でマーケティングに関わっていると、「何を基準に判断すればいいんだろう」と迷う瞬間が多いですよね。自分の案がただの思いつきなのか、ブランドのためになっているのかも分からなくなる。しかも、予算は限られているし、競合は強いし、正直こわい。そういう時ほど、動きが止まってしまいがちです。 この本は、そんなモヤモヤに対して妙に地に足のついた視点をくれます。ブランドとは顧客の頭の中にあるものだから、まずは自分たちが「何者として振る舞うか」を決めて示し続けるべきだ、という話は特に刺さりました。施策の派手さより、“ブランドらしさを守る”という当たり前の基準を取り戻せる感じです。さらに、弱者側の戦い方として「最小の予算で最大の効果を取りにいく」「恐れていい、でも実行する」という姿勢が繰り返し語られていて、これは日々の企画にそのまま落とし込めます。やる理由が曖昧な案は失敗する、という指摘も、耳が痛いけれど避けて通れない部分でした。 読みながら、「巨人と真正面から戦うんじゃなくて、どう違いを作って見せるか」に思考を戻せるのも良かったです。競合を敵にするんじゃなく、お客さんの選択肢を増やすための存在になればいい。その視点に立つと、施策の組み立て方がガラッと変わります。 強い競合がいる市場で、自分のブランドをどう立たせるか悩んでいる人には特に刺さる一冊だと思います。
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