
この本について
最近、言葉づかいひとつで自分の可能性を閉じてしまっている気がすることありませんか。仕事で「自分はこういうタイプだから」と言い訳したり、他人の目を気にして本音を飲み込んだり。僕もよくやってしまうのですが、そういうときってだいたい呼吸が浅くなって、自分の輪郭がぼやけていく感じがします。 この本は、そんなときに「自分の感性を取り戻す」ための具体的な足場をくれます。たとえば、毎朝の服選びを通して、自分の内側に目を向ける習慣を作る話。服の歴史や文脈を知ったうえで、自分が今日どうありたいかを考えて選ぶと、ただのルーティンが少しだけ意思のある行動に変わります。また、「私はこういう人だ」と名詞で自分を固定するのではなく、「〜になりつつある」と動詞で捉え直すことで、変化している途中の自分を肯定できる感覚も印象的でした。 さらに、人とのコミュニケーションに悩む人には、相手の細部を一つだけ覚えておくという小さな行動が効きます。ラベルではなく動いている人間として相手を見ることで、自然と関係があたたまっていく。そんな地味だけど確かな変化が、この本には多く散りばめられていました。 自分をもっと丁寧に扱いたい人、自分の言葉で話せていない気がする人に刺さる一冊だと思います。
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