
コトラーのイノベーション・ブランド戦略
フィリップ コトラー、ヴァルデマール ファルチ、杉光 一成
この本について
日々ブランドやマーケティングに向き合っていると、“自分たちの価値って、最終製品の影に消えてしまうよな…”みたいなモヤモヤが出てきます。とくに部材系やBtoB寄りの仕事だと、なおさら存在感の出し方がつかみにくい。頑張って品質を上げても、名前が表に出ないまま終わるのって、正直つらいところですよね。 この本を読んで印象的だったのは、読者の多くが保存していた「インブランディング」の話です。繊維業界の具体例が出てきますが、結局のところ“裏方でも価値を見せる方法はある”という示し方がすごく実務的なんです。たとえば、自社の技術がどう使われているかをあえて明らかにすることで、購買段階での期待値そのものをつくりにいけるという視点は、製品を前に出せない立場の人にはかなり効きます。また、OEMメーカーではなくサプライヤー側がブランドを持つ理由や、その戦略のリアリティが淡々と語られていて、余計な理想論に引っ張られないのも良いところです。 “最終製品の後ろにいる自分たちの価値をどう伝えればいいのか”を考えたい人にはとても刺さると思います。派手なことは書いていませんが、日々の仕事の見え方が少し変わる一冊でした。
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