復刻版 言語オタクが友だちに700日間語り続けて引きずり込んだ言語沼

復刻版 言語オタクが友だちに700日間語り続けて引きずり込んだ言語沼

堀元見、水野太貴

累計読者数2
平均ハイライト数 5件/人
star総合評価 26/100
boltライト読書型

この本について

会話の中で「なんかこの言い回し気持ち悪いな…」「言いたいことはあるのに、しっくり来る言葉が出てこないな…」みたいな小さなつまずきって、放っておくとずっとモヤモヤしたままなんですよね。仕事のメールに「えーっと」を入れる場面ひとつとっても、「丁寧に考えてます」という温度を出せるかどうかで、相手の受け取り方が変わったりします。僕もそこでよく迷います。 この本が面白いのは、そういう“日常の細かすぎる違和感”を全部スルーしないで、ひとつひとつ検証していく姿勢なんです。「俺、スイカのこと好きなんだよね」がなぜ気持ち悪いのかとか、「尾ひれ」と「尾びれ」の違いにちゃんとルールがあるとか、ふだん気にも留めていない部分が言語的にどう成り立っているのかが具体的に見えてきます。意味のある言葉とただのノイズを、感覚ではなく理由で説明できるようになる感覚に近いです。 もうひとつ、抜粋を読むだけでも伝わると思うんですが、一見どうでもよさそうな言い回しにも「ちゃんと意味や構造がある」という視点をもらえます。フィラーの使い分けや英語との泣き方の違いみたいに、普段の会話を少しだけ丁寧に観察できるようになると、人との距離の取り方も微妙に変わるんですよね。言葉の選び方で損したくない人には、静かに効いてくる本だと思います。 言語に興味がある人はもちろん、「なんとなくの感覚で話してる自分に違和感がある人」に特に刺さるはずです。

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