
伝説のファンドマネージャーが教える株の公式
林 則行
ダイヤモンド社 / 2010-09-16
この本について
株を触っていると、「結局どこを見ればいいのか」がずっと定まらないまま、毎回なんとなくの判断で売買してしまうことがあると思います。PERが高いと怖いけど、じゃあ低ければ安心なのかといえばそうでもないし、決算もニュースも追うほど混乱していく。僕自身もずっと同じ場所で足踏みしていました。 この本がよかったのは、ざっくりした“雰囲気投資”をやめて、判断の基準を現実的なラインに落とし込めたことです。たとえばPERなら「高すぎるものだけ避ける」で十分だとか、四半期ごとの利益成長を20%で線引きするとか、曖昧になりがちな部分に手触りのある目安が置けるようになる。さらに、下落相場でも静かに強さを保つ銘柄こそ次の主役になるという視点は、相場が荒れているときほど心の支えになります。新高値銘柄の“動き方”に注目するアプローチも、ニュースより早く流れを感じられる点でかなり実用的でした。 書いてあることは厳しい面もありますが、「損切りは7〜8%で必ずやる」など、迷ったときに立ち返れる基準があるのは本当にありがたいです。勝率5割でも戦える理由も丁寧に語られていて、無理に当てにいこうとして空回りしていた自分には救いでした。 数字やチャートに振り回されがちで、「判断軸を一本持ちたい」と思っている人にとっては、かなり相性がいい本だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの15%が集中しています。
読書の順序
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