
留学で人生を棒に振る日本人 (扶桑社新書)
栄 陽子
扶桑社 / 2007-03-23
この本について
英語の勉強を続けていると、「これだけやってるのに伸びてる実感がない」「海外に行けば一気に話せるようになるんじゃないか」と、どこかで期待してしまうことがあります。僕自身もそうでした。英語ができれば何かが変わるはず、という気持ちにすがりたくなる瞬間ってありますよね。 この本は、その思い込みをいったんほどきつつ、じゃあどうすればいいのかを現実的に示してくれます。例えば、「英語を勉強するため」ではなく「英語で何かをする」側に頭を切り替える重要性。これ、読みながら耳が痛くなりましたが、確かに英語そのものを目的にすると迷子になりやすいんですよね。もうひとつは、英語って“万能の切り札”ではないという話。どれだけ発音が良くても、その先に語る内容や教養がなければ意味がない──これは留学に限らず、仕事でも同じだと感じました。そして著者が強調しているのは、結局最後は「自分をどう追い込むか」という具体的な行動の部分。アメリカに行けば自然と話せるようになる、という幻想を丁寧に剥がしてくれます。 英語に限らず、「努力しているのに報われてる感じがしない」と悩んでいる人には刺さると思います。留学を考えていなくても、思い込みと現実のギャップに向き合う視点として読める一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの28%が集中しています。
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