
男の子が本気でやる気を出す育て方
横峯 吉文
すばる舎 / 2011-06-26
この本について
子どもの勉強に向き合っていると、「なんで一度言っただけで動いてくれないんだろう…」と、こちらだけ空回りしているような日がありませんか。特に男の子だと、返事は元気なのに1分後にはもう別の遊びに夢中…という光景、うちも例外じゃありませんでした。自分の伝え方が悪いのかと悩んでいた時期に出会ったのが、この本でした。 読んでいくと、「ああ、そもそもスタートラインが違ったのか」と少し呼吸が軽くなります。男の子には競争したがる性質があって、ちょっと難しいことをしたがって、マネをしたがって、認められたがる。ここを押さえずに「ちゃんとやりなさい」と言っても響かないのは当たり前だったんだなと腹落ちしました。勉強も、新聞の書写や百ます計算のような“勝負になりやすい仕掛け”に置き換えると、驚くほど続きやすい。毎日の積み上げが見えるノートを用意するだけでも、子どもの表情が変わる瞬間があります。 もうひとつ大きかったのは、「親が強く関われるのは10歳まで」という視点です。いまの声かけがずっと続くわけじゃない。だからこそ、勉強をやらせるよりも、興味をもつ手前の“火種”を見つけてあげることが大事なんだと気づかされました。努力でどうにかしようとしていた自分には、かなり救われる考え方でした。 男の子の「やる気スイッチ」がどこにあるのか見えなくて困っている人に、とても静かに効く本です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの31%が集中しています。
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