
「バカ売れ」タイトルが面白いほど書ける本 (中経出版)
中山 マコト
KADOKAWA / 201107
この本について
タイトルを考える時って、「どうしたら手に取ってもらえるんだろう…」と手が止まる瞬間が多いですよね。僕も仕事で企画書や記事タイトルをひねり出すたびに、何が正解なのか見えなくなります。結局、自分の言いたいことばかりを盛りこんで、読み手の顔が消えてしまうんです。 この本を読んで腑に落ちたのは、「人はメリットが見えないと動かない」という、ごく当たり前だけどつい忘れがちな視点でした。そして、そのメリットは抽象的な希望ではなく、読み手が今まさに抱えている問題意識に刺さる言葉でないと届かない、というところ。具体的にどんな到達点を示すのか、どれくらい“バレずに”“こっそり”解決したいのか、その温度までタイトルに滲ませると、反応がガラッと変わるという話が妙にリアルでした。 もうひとつ助かったのは、「ハッキリ系」と「ぼんやり系」を混ぜないこと。数字で示すのか、世界観で引っ張るのか、そこがぶれると一気に読まれなくなるという指摘は、実際に自分の失敗を思い返しても納得感がありました。ターゲットを“がけっぷちの人”のように具体的に想定する話も、机上の理論ではなく、使える実感があります。 タイトルに悩むすべての人に向けた本ではないですが、「なんとなく伝わらない」を放置できなくなってきた人には、ちょうどいい処方箋になると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの16%が集中しています。
読書の順序
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