
親鸞
三木 清
新潮社 / 2016-03-17
この本について
仕事でも私生活でも、自分の中をのぞくと「後悔ばかりしているのに、何も変わっていないな」と思う瞬間がよくあります。反省はしているつもりなのに、どこか表面的で、結局また同じことを繰り返してしまう。そんなときにこの本を読むと、親鸞が向き合っていた“人間のどうしようもなさ”が、まるでこちらの心を代弁してくれているように感じました。 特に印象的なのは、後悔と懺悔をまったく別ものとして扱う姿勢です。行為を振り返るだけでは何も変わらないし、そこにはまだ自分の力をどこかで信じている甘さが残っている。親鸞が言う懺悔は、そんな自分の立場ごと手放して、聞く側にまわること。これを読むと、「ああ、変わろうと力む前に、まず自分の限界を正直に認めるところからだな」と静かに軌道修正されます。また、無常を“美しさ”として眺めるだけでは足りず、むしろそこに罪悪感や現実の肉体性まで抱えるところに、彼の人間味がにじみ出ています。 この本は、強い励ましをくれるタイプではありませんが、自分の中で言語化できなかった重さや澱のようなものを、そのまま掬い上げてくれる感覚があります。きれいごとでは処理できない心の動きに向き合いたい人に静かに刺さる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの36%が集中しています。
読書の順序
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
BookNotion をお使いの方へ
この本の指標は、あなたの本棚でも見られます
このページで見ている読者数・精読度・完走率は、あなた自身の本にも表示できます。BookNotion をお使いなら、下のリンクを開くだけで自分のデータが出ます(ログイン操作は不要です)。
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要









