
人生論ノート
三木 清
パイインターナショナル / 2024-07
この本について
人間関係でも仕事でも、「なんでこんなに気をつかってしまうんだろう」とか、「正しさって本当にあるのか」とか、そういう言葉にしづらいモヤモヤが抜けない時期ってありますよね。自分の中にある虚栄心や懐疑心も、見て見ぬふりをしているうちは余計にしんどくなる。そんなときに三木清の『人生論ノート』を読むと、きれいごとではなく、人間の弱さや揺らぎをごく自然なものとして扱ってくれる感覚がありました。 たとえば「社会は契約でなく期待の上に成り立つ」と語られる部分。合理的に割り切れない“人と人の間にあるもの”を、否定せずにそのまま置いてくれるので、無理に正解を探そうとする力みが少し抜けます。あるいは「虚栄は人間の最も普遍的な性質」と断言されるところ。弱点だと思っていたものが、人間である以上避けられない“前提”として扱われるので、自分を責める方向から離れられるんですよね。そして「怒りをどう扱うか」が具体的で、機嫌や生理的反応まで含めて書かれているところも現実的で救われます。 派手な励ましはありませんが、人間の内側をまっすぐ見つめる視線に触れると、自分の気持ちの輪郭が少しだけ整う感じがします。自分の弱さや揺れを「無いことにできない人」にこそ、静かに刺さる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの30%が集中しています。
読書の順序
この本の前に読まれた本
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
BookNotion をお使いの方へ
この本の指標は、あなたの本棚でも見られます
このページで見ている読者数・精読度・完走率は、あなた自身の本にも表示できます。BookNotion をお使いなら、下のリンクを開くだけで自分のデータが出ます(ログイン操作は不要です)。
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要
![NHK 100分 de 名著 三木 清 『人生論ノート』 2017年 4月 [雑誌] (NHKテキスト)](https://m.media-amazon.com/images/I/81kWIo95odL._SY500.jpg)







