
図解する思考法 基礎編
西村 克己
この本について
仕事の整理や企画を考えるとき、頭の中が散らかったまま手が動かず、気づけば「そもそも何を決めたかったんだっけ」と迷子になることがよくあります。文章でまとめようとしても、あいまいな部分をごまかせてしまうせいで、結局モヤモヤが残るんですよね。僕も同じで、特に複雑なテーマになるほど思考が行き止まりになりがちでした。 この本が助かったのは、完璧な図を最初から描こうとしなくていい、という当たり前だけど見落としがちな姿勢を教えてくれたことです。紙に思いつくことをとにかく書き出して、矢印で関係をつなぐだけで半分は前に進む。情報が足りなければ書き足せばいいし、変だと思えば消して直せばいい。図解ってもっと堅い技術だと思っていたのに、意外と「試行錯誤ありき」で成り立つんだと気づかされました。 もう一つありがたかったのは、MECEやロジックツリーといった定番の考え方が、現実の悩みにどう使えるかが丁寧に示されているところです。目的に対して「So What?」で手段を広げ、逆に「Why?」で整合性を確かめる。これを往復すると、曖昧にしていた前提が勝手にあぶり出されてくる。仕事の企画を整理するときに、このプロセスがそのまま使えました。 自分の考えを言語化するときに毎回つまずく人、頭ではわかっているつもりなのに説明がうまくできない人には特に刺さる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの30%が集中しています。
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