
すらすら読める方丈記 (講談社文庫)
中野孝次
この本について
最近、「自分の思いどおりにならないこと」に心を振り回されてしまう人、多い気がします。仕事の評価も、人間関係も、生活の環境も、自分で選べるようで選べないものばかりで、気がつくと疲れがたまっている。かといって全部を捨てて生きるほどの勇気もない。その狭間でモヤモヤしてしまう感じ、僕もずっと抱えています。 『すらすら読める方丈記』を読んで感じたのは、そのモヤモヤに対して「急がずに視点をひとつ変える」ための静かな手がかりがあることでした。自分の自由にならないものに期待しすぎない心構えとか、「人と栖」を並べて見る長明独特のまなざしとか、うまくいかない時期だからこそ深い省察が芽生えるという感覚とか、どれも生活のどこかにそっと置いておける考え方です。特に、水の流れをじっと見つめながら自分の内側を整えていく姿には、現代でも通じるリアリティがありました。 これは、行動を変えようとか前向きになろうという話ではなく、余計な力が入っている心を少し緩めるための読書です。目の前の状況が動かなくても、考え方の置き場所を変えるだけで過剰に揺れなくなる。その実感をくれました。 いまのまま走り続けるのがしんどい人にほど、静かに刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの41%が集中しています。
読書の順序
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
BookNotion をお使いの方へ
この本の指標は、あなたの本棚でも見られます
このページで見ている読者数・精読度・完走率は、あなた自身の本にも表示できます。BookNotion をお使いなら、下のリンクを開くだけで自分のデータが出ます(ログイン操作は不要です)。
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要





