
初めてでも読み解ける! 「経済指標」の見方&読み方決定版
坂田 豊光
すばる舎 / 2010-12
この本について
経済ニュースを見ても、用語の意味がつかめずに「結局、景気って今どういう状態なんだろう…」と止まってしまうことが、僕自身よくあります。毎月いろんな指標が出てくるのに、そのどれを追えばいいのかも曖昧で、判断の軸がぶれるんですよね。 この本は、そのごちゃつきが少しずつ整理されていく感じがありました。たとえば、DIとCIの違いを「方向」と「勢い」として区別すると、ニュースに出てくる数字の意味が一段クリアになるし、政府がどちらに重心を置いているのかを意識して見るだけで、景気判断の精度が変わります。また、GDPを実質と名目で使い分ける場面が具体的に説明されていて、データのどこを見ればいいのかがようやく腹に落ちました。さらに、経済指標のスケジュールをルーティーン化するという考え方も、日々の判断を「なんとなく」から抜け出すうえでかなり現実的です。 個人的には、景気ってもっとふわっとした概念だと思っていたのですが、日銀短観の業況判断DIが山や谷とほぼ一致するとか、GDEベースで見る理由が明確だとか、意外と“掴める形”で見られることに驚きました。もちろん、これ一冊で経済を完全に理解できるわけではないけれど、自分の判断基準を持ちたい人にとっては、かなり使い勝手のいい土台になります。 「ニュースの数字を自分の言葉で説明できるようになりたい人」に特に刺さる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの22%が集中しています。
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