
増補改訂版 なぜ欧米人は平気でルールを変えるのか ルールメーキング論入門 (ディスカヴァー携書)
青木高夫
この本について
仕事でも日常でも、「なんでこういうルールなんだろう……」と腑に落ちない場面ってありますよね。守る側としては従うしかないけれど、意味が見えないまま動くと、どうしても振り回されている感覚が残ります。僕自身も、新しい制度や方針が出るたびにモヤモヤしてしまうタイプです。 この本を読んで少し視界が開けたのは、ルールを“与えられるもの”として受け取るだけだと、いつまでもそのモヤモヤから抜け出せないということでした。欧米と日本の違いを事例で見せながら、誰が意図を持ってルールを作っているのか、どこに利害があるのかを読み解く視点が手に入ります。例えば、関税や国際規格の背景の違い、スポーツ団体の理事ポジションがどれだけ重要か、そういう一見遠い話が、自分の働き方の「前提を見る姿勢」にそのままつながる感覚がありました。 もう一つ、この本がやさしいのは「ルールを疑え」と強く煽らないところで、むしろ“意味を問うていい”という姿勢を静かに教えてくれる点です。「自由にやっていいよ」と言われて困る感覚や、曖昧な役割分担に迷う経験にも、そのまま応用できます。 組織の中で「決まったことに従うだけじゃしんどい」と感じている人に、特に刺さると思います。
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