
今できることをやればいい
酒井 雄哉
PHP研究所 / 2012-09-01
この本について
仕事でも家でも、自分だけが空回りしているように感じる日ってありますよね。周りに合わせようとして疲れたり、やることに追われて気持ちの余裕が消えていったり。そんなときに、「自分のペースでいい」と頭では分かっていても、現実はなかなか切り替えられなかったりします。 酒井雄哉さんの『今できることをやればいい』は、大きな目標を掲げる本ではなく、いま目の前の一歩をどうやって軽くしていくかを教えてくれる本でした。「ゆっくり動いてみたらどう」とか、「自分が恵まれている点を確認してみたら」といった言葉は、どれも実際の生活でそのまま試せるものばかりです。とくに、周りをコントロールしようとするより、自分の行動を整えていくほうが楽になるという視点は、忙しい日ほどじんわり効きました。作業に没頭するだけで意外と片づく、というあの感覚も思い出させてくれます。 この本は、悩みを力技で解決するというよりも、「いまの自分の立ち位置を少しだけ角度を変えて見る」ための本だと思います。自分の道を決めて淡々と続ければいい、相手が嫌がっていることは押しつけなくていい、そんな簡単だけど見落としがちな姿勢が丁寧に書かれています。日々のしんどさに説明がつかないまま過ごしている人ほど、すっと沁みるはずです。 こんな人に刺さると思います。周りに振り回されがちで、自分のペースを取り戻したい人へ。
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