
やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。7 (ガガガ文庫)
渡航 and ぽんかん(8)
小学館 / 2013-03-24
この本について
人付き合いって、別に嫌いじゃないのに「どこに立てばいいんだろう…」みたいな空気の重さに疲れることがあります。誘われても馴染めず飯だけ食べて終わるとか、励ましのつもりの「辛いのはお前だけじゃない」にモヤッとするとか。わかりたいのに、どうしてもわからない距離があるとか。そういう場面って大人になっても普通に残るんですよね。 『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。7』は、そういう「人との距離感のしんどさ」を、笑いながらも正面から扱ってくれます。無邪気な行動が誰かを勘違いさせてしまうこともあれば、守りたいものが多すぎて選べなくなることもある。逆に、選べるほど選択肢がない人もいる。それぞれの立場の痛みが丁寧に描かれていて、自分の過去のあの瞬間が少しだけ整理されるような感覚があります。また、「歴史を抱えたまま生きるしかない」という言葉は、変わろうとして空回りしがちな時にふっと力を抜かせてくれます。 派手に問題が解決する話ではないけれど、人との距離に悩んだ経験がある人なら、どこか一ヶ所は必ず自分に重なるはずです。特に、「わからないままで関わるしかない関係」を抱えている人に刺さる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第8章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの28%が集中しています。
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