
日本酒のおもしろ歴史 きき酒師が教える日本酒100円ガイドブックシリーズ
日本酒サービス研究会・酒匠研究会連合会
晋遊舎 / 2020-01-28
この本について
仕事終わりに一杯やりながら、日本酒のラベルをぼんやり眺めて「あれ、そもそも日本酒ってどうやって今の形になったんだっけ」と思うことがあるんですよね。好きで飲んではいるけれど、歴史や背景はなんとなくの知識で止まっている。そんなモヤモヤを埋めたいけれど、専門書を開くほどの気合いもない…自分もずっとその間にいました。 この本は、まさにその間をほどよく埋めてくれる立ち位置で、松尾大社の話や杜氏という存在の成り立ちなど、日本酒にまつわる“由来”がスッと入ってきます。たとえば、普段何気なく耳にする清酒という言葉がいつ頃から使われ、どんな技術の積み重ねで現代に続いているのかが、歴史の流れとして理解できる。読み進めるうちに、いつも飲んでいる一杯の裏側に、人や土地の積み重ねが自然と見えてくる感覚があります。 もうひとつありがたかったのは、日本酒の歴史を学ぶ際にどんな資料や研究がベースになっているのかが示されているところです。深掘りしたくなったときの道筋がわかるので、「もっと知りたいけど、どこから?」という自分のようなタイプにはちょうどいい距離感でした。 日本酒が好きで、ただの“味の好み”から一歩だけ踏み込みたい人に刺さる本です。
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