
日本酒の科学 水・米・麹の伝統の技 (ブルーバックス)
和田美代子 and 高橋俊成
この本について
日本酒を飲むたびに、「同じ “生酛” なのに味が全然違うのはなぜ?」とか、「ラベルの言葉、多すぎて結局よく分からない…」といったモヤモヤを抱えてきました。なんとなく分かった気になりつつ、実は要点をつかめていない。そんな状態のまま長年飲んでいた気がします。 この本は、日本酒の“仕組み”を無理なく言葉にしてくれるところが助かります。たとえば、生酛の酵母が強い理由や、アミノ酸値だけでは味が決まらないこと。ペプチドが残ることで生酛の味わいが変わる仕組み。さらに、どぶろくや清酒の法律上の違いまで、意外と誰も説明してくれなかった部分がさらっと腑に落ちます。自分が飲んでいるものの背景を知ると、好みの理由も選び方も少し言語化できるようになるんですよね。 読みながら「生酒が時間で味変するのはこういう理由か」とか、「濃い味の料理に純米の濃醇タイプが合うのは理屈があるんだな」といった日常レベルの気づきがいくつもあって、飲むたびに体験がちょっとだけ豊かになる感じがあります。知識がマニアックすぎず、でも薄くもない。そのちょうどいい距離感がありがたいです。 日本酒を“好き”だけで終わらせず、もう半歩だけ深く味わってみたい人に刺さる一冊だと思います。
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ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの22%が集中しています。
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