
からっぽ! 10分間瞑想が忙しいココロを楽にする
アンディ・プディコム(著)/満園真木(訳)
この本について
仕事の途中で急に落ち着かなくなったり、気分がザワついたまま一日が終わってしまうことって、けっこうありますよね。自分でコントロールしているつもりでも、考えごとが勝手に浮かんできてしまう感じ。僕もそのループから抜けられず、「気持ちをどうにかしなきゃ」と力むほど空回りしていました。 この本が面白いのは、そういう“なんとかしようとするクセ”そのものをそっとほどいてくれるところです。例えば、感情は押し戻すほど強くなるだけで、本来は勝手に浮かんで勝手に消えていくものだという視点。あるいは、心のどんよりした雲の奥にはいつも青空がある、というたとえ。こういう比喩が単なる精神論ではなく、「ああ、今は雲に気を取られてるだけか」と、その場で自分に返ってこられる実感につながります。さらに、10分だけでも座ると「穴に落ちる前に気づける」ようになるという話も、日常にそのまま持ち込める感覚でした。 劇を観るように、起こっていることを演出せずただ眺める。この姿勢が少し身につくだけで、感情の波に飲まれにくくなるんだと、読んでいて腑に落ちました。テクニックよりも“構え方”を教えてくれる本なので、背伸びしなくても始められます。 焦りやモヤモヤにすぐ巻き込まれてしまう人には、特に静かに刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの32%が集中しています。
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