
道元「典座教訓」 禅の食事と心 ビギナーズ 日本の思想 (角川ソフィア文庫)
道元 and 藤井 宗哲
この本について
仕事でも家のことでも、気づけば「効率よく片づけること」ばかり考えてしまって、目の前の作業に気持ちが置いてけぼりになることがあります。丁寧にやりたい気持ちはあるのに、実際は雑になったり、逆に気合いを入れすぎて続かなかったり。その揺れが地味にしんどいんですよね。 この本の抜粋を読むと、典座が食材を洗ったり切ったりする一つひとつを、誰かを思う気持ちで引き受けている姿がくっきりしていて、そこに刺さる人が多いのだと思います。「一滴一塵も疎かにしない」という言葉はストイックに聞こえるけれど、読んでみると義務よりも“心の置き方”に重心がある。上手くやろうとするんじゃなくて、今やっている行為そのものに静かに戻る感じです。そして、人の話を丁寧に聞くことから和が生まれるという一節は、日常のコミュニケーションにそのまま持ち込める視点でした。相手を変えようとする前に、まず自分の耳を澄ますところからでいいんだ、と。 もう一ついいのは、質素な僧堂の食事を「貧しい」のではなく「シンプル」と言い直すシーン。ものの見方を一段だけずらすだけで、同じ生活がまったく違う手触りになるんだなと気づかされます。派手な変化はないけれど、日々の小さな行動の積み重ねを見直したい人にはとても相性がいい本です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの46%が集中しています。
読書の順序
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
BookNotion をお使いの方へ
この本の指標は、あなたの本棚でも見られます
このページで見ている読者数・精読度・完走率は、あなた自身の本にも表示できます。BookNotion をお使いなら、下のリンクを開くだけで自分のデータが出ます(ログイン操作は不要です)。
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要




