
不可能を可能にする 大谷翔平120の思考
大谷翔平
ぴあ / 2017-02-23
この本について
仕事でも勉強でも、うまくいかなかった日の帰り道に「今日は何も前に進めなかったな…」と落ち込むことがあります。頑張っているつもりなのに実感がない、課題に向き合うのが少し怖い。そんな日が続くと、自分の伸びしろなんてもう残っていない気さえしてきます。 大谷翔平の言葉を集めたこの本は、派手な成功談ではなく、「どうやって日々の小さなズレと向き合っているか」が淡々と書かれています。たとえば、うまく投げられなかった試合で結果だけ見て安心すると成長を逃すという話は、仕事の「まあ大丈夫か」で流してしまう自分に刺さります。また、良かったことと悪かったことをその日のうちに書き残す姿勢も、反省を“責め”ではなく“次へのヒント探し”に変えてくれる視点でした。さらに、「先入観は可能を不可能にする」という言葉は、自分で勝手に限界を決めてしまう癖に気づかせてくれます。 特別な才能の話ではなく、恐怖や迷いを抱えながらも、自分の行動に原因を取りにいくスタンスが積み重なるだけ。本を読み終える頃には、いきなり大きく変わらなくても、明日の一歩を少しだけ前向きに踏み出せる実感が残ります。 自分の伸びしろをまだ信じたい人に、静かに効く一冊だと思います。
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