
図解de理解 認知バイアス入門 (FLoW ePublication)
ハワード・S・ダンフォード
President Inc / 2023-03-01
この本について
人と話していて、「なんでこんなに意見がかみ合わないんだろう」とか、会議で妙に最初の案に引きずられる感じがしたことってありませんか。自分でも気づかないうちに思い込みで動いているんじゃないか…と思う瞬間、僕はけっこうあります。 この本を読んでいて刺さったのは、そうした“無意識のクセ”を心理の言葉でただ説明してくれるだけじゃなく、「どんな場面で起きやすいか」が具体的に描かれているところです。たとえば、話し合いが形だけの妥協で終わる背景にある情報カスケードや、最初に聞いた案に安心して別解を探さなくなる代表性ヒューリスティック。これらを知っているだけで、職場の議論で一度立ち止まって考える余裕が生まれました。また、対人関係のモヤつきも、内集団びいきや社会的フィードバックといった視点で見直すと、自分を責めすぎずに整理できる場面が増えました。 全体を通して「自分の判断ミスは性格の弱さじゃなく、環境と仕組みの影響なんだ」と静かに気づかせてくれる本です。納得できる理由がわかると、変な焦りが和らいで、目の前の選択を少し落ち着いて扱えるようになります。 日常の思考のクセを“言語化して整えたい人”にはとても相性がいいと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの28%が集中しています。
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