
韓国 反日感情の正体 (角川oneテーマ21)
黒田 勝弘
KADOKAWA / 2013-06
この本について
韓国の反日問題って、ニュースを見るたびに「なんでここまで感情的になるんだろう…」とモヤモヤすることが多いですよね。歴史認識の話になると一気に空気が変わる感じもあって、表面的な情報だけ追っても腑に落ちないまま終わってしまうことが多いと思います。僕も同じで、距離のある国のはずなのに、どこかずっと噛み合わない感じが残っていました。 この本は、そのズレの正体を「反日」という言葉だけで片付けず、具体的な現場や事件を通して見せてくれます。たとえばロンドン五輪の独島パフォーマンスや、慰安婦像が日本大使館前に置かれた背景、あるいは旭日旗をハーケンクロイツと同一視する議論。その一つひとつに、僕らとはまったく違う“あるべき歴史”という価値観がどう影響しているのかが描かれていて、感情論だけでは追いつけない構造が見えてきます。さらに、軍事政権から文民政権に移ったことで反日がむしろ加熱した流れや、在米韓国人コミュニティへの波及など、国内だけでは完結しない広がりも理解しやすかったです。 読みながら、僕は「これは好き嫌いの問題じゃなくて、前提の違いを知らないまま議論していたんだな」と感じました。距離を置いて眺められるようになるだけで、ニュースの見え方がだいぶ変わります。 韓国との関係にモヤモヤしたまま立ち止まっている人に、とくに刺さる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの59%が集中しています。
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