
本当は怖ろしい韓国の歴史
豊田隆雄
彩図社 / 2015-02-10
この本について
最近、韓国や日本の歴史をめぐる話題に触れるたびに、「なんでこんなに認識がズレるんだろう」とモヤモヤする人、多いと思います。ニュースやSNSだけ追っても背景がつかめず、ただ感情だけが先に立ってしまうあの感じです。僕もずっと同じでした。 この本は、そういうモヤモヤに対して劇的な答えをくれるというより、「なぜそうなったのか」を地層みたいに積み上げて見せてくれるところが良かったです。読者が保存していた抜粋を見ると、倭寇の話や、唐・新羅・高句麗の関係、あるいは両班制度の影響など、表面的な“性格の違い”ではなく、具体的な歴史的経緯に強く反応しているのが分かります。攻められる側の経験が長い地域と、そうでない地域とでは、ものの感じ方が変わってしまう──その当たり前の事実を丁寧にたどれるのが、この本の価値だと思います。 読みながら、自分の中の認識が何度も書き換わっていきました。例えば、前期倭寇と後期倭寇の違いを知ると「略奪」の一言で片づかない複雑さが見えてきますし、唐と新羅の関係を追うと、三国が一致協力する瞬間の重みも理解しやすくなります。歴史の“感情の根っこ”に手を伸ばせる感じです。 韓国や日本との関係をめぐる議論に、もう少し落ち着いて向き合えるようになりたい人に向いている本です。刺さる人には深く刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの37%が集中しています。
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