
マスコミが報じないトランプ台頭の秘密 (青林堂ビジュアル)
江崎道朗
青林堂 / 2016-10-08
この本について
政治の話題って、距離を置きたいのに、ニュースを見るたび「何が本当なんだろう」とモヤッとしてしまうことが多いですよね。右と左の言葉が飛び交うほど、背景の構図は逆に見えづらくなる。僕も長くその感じを引きずっていました。 この本は、アメリカ政治をめぐる“保守側からの語り”をまとめたものです。内容そのものにはかなり強い主張もありますが、読んでみると「こういう見え方が存在していたのか」という地図の更新に近い感覚がありました。たとえば、保守層の中でどんな線引きがあったのか、教育やメディアの受け止め方がどう政治意識に影響していると見なされているのか、あるいはトランプ支持の土台にどんな心理や歴史観が置かれているのか。賛成・反対とは別に、背景を立体的に掴めるのがこの本の効きどころだと思います。 もちろん書かれていることを丸ごと鵜呑みにする必要はありません。ただ、説明の枠組みを一つ知るだけで、ニュースを見るときの「なぜそう動くのか」という理解が少しクリアになるはずです。僕の場合、アメリカ政治の議論を聞くときに、表で語られない“文脈”を思い出せるようになりました。 極端な主張を含む世界を、一度俯瞰してみたい人に刺さる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの44%が集中しています。
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